夏期・最新セミナー案内
2024年度 生活経営学部会 夏期セミナーは終了しました。
2024年度 生活経営学部会 オンライン・夏期セミナーのご案内
生活経営学部会では、下記のとおり、夏期セミナーをオンラインにより開催いたします。是非、下記日程をご予定下さい。
多くの方のご参加をお待ちしております。
公開講演会テーマの趣旨
生活経営は,「生活を総合的にマネジメントすることであり,生活に必要な資源の管理,生活組織の人間関係の調整,さらに生活組織と地域や市場,環境とのインターフェイスにおける交渉や調整などを行うこと」と定義される(久保桂子2020:1)。
より具体的には生活の外部的条件(生活共同施設・ネットワーク,社会保険・社会福祉,労働市場,商品市場など)と内部的条件(家事労働,家族関係,個人・家族の生活意識など)の関係性を明確化・整序化し,生活資源を主体的にマネジメントすることである。
本部会夏期セミナーでは,これまで「多様化社会の生活の組織化と生活支援―家族と社会を統合する―」「混迷する暮らしと生活経営の新しい戦略―『生活の社会化』を問い直す―」など,多様化・複雑化する社会における生活経営の課題に向き合ってきた。そして,21世紀も約4分の1が過ぎようとする今,私たちは社会と生活の持続可能性を求める一方で,「VUCA※」とも表現される予測困難な時代を生きている。また,生活の外部的条件の一つである労働市場のなかで「ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)」が推進されつつある。VUCA時代の生活経営学において多様な個人・世帯の生活経営に目を向ける重要性は一層高まっているのではないだろうか。
そこで,2024年の夏期セミナーでは,多様な個人・世帯の生活資源活用と「生きる力」をテーマに掲げる。基調講演は特別支援学校の家庭科教員をされている安岡知美氏に,障がい者への金銭教育も含めた総合的な生活教育の必要性と生活経営の課題についてお話いただく。シンポジストには配偶関係と就業・キャリア・経済的な自立・世代間の支援関係・ネットワークとの関係について学際的に研究されている大風薫氏ならびに貧困世帯の貨幣運用に介入する政策・実践の金融的手法や生活困窮世帯と金融排除等について研究されている野田博也氏をお迎えする。
シンポジウムを通して,VUCA時代に求められる「生きる力」とD&Iを念頭に置いた多様な生活支援のあり方,生活経営学の貢献について検討したい。
【引用】久保桂子(2020)「序章 今日の生活経営」(一社)日本家政学会生活経営学部会『持続可能な社会をつくる生活経営学』朝倉書店.
※VUCA:Volatility(変動性),Uncertainty(不確実性),Complexity(複雑性),Ambiguity(曖昧性) の頭文字をとった言葉。目まぐるしい変化・予測困難な状態を表している。
【テーマ】 |
多様な個人・世帯の生活資源活用と「生きる力」 |
【日 時】 |
2024年8月29日(木) 9:20~17:00 |
【形 式】 |
Zoomによるオンラインセミナー(開催校:昭和女子大学) |
【スケジュール】 |
*当日のスケジュールは変わる可能性があります。 |
【参加費】 |
無料 |
【夏期セミナーに関する申し込み先】 |
参加申込:申込みは終了しました。 |
【問い合わせ先】 |
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